#31〜#40
中国JRバス(広島県)の端末で発行した高速バス「ふくふく広島号」の回数券です。4枚綴りのため、表紙込みで5枚つながって打ち出されてきた中から表紙と最終片を。
この券面スタイルがある程度規格化されたものなのかは分かりませんが、少なくとも広島バスセンターの窓口では同じ様式の券が出てきます。
端末には予約・発券機能もあり、片道・往復券であれば指定も打ち出されてきますが、なぜか回数券の時は発券と同時に指定を取ったとしても打ち出されず、手書きで券面に記入されることになります。
鹿児島県南部を中心にバス事業を運営する鹿児島交通の回数券です。(この会社、近年ややこしい変遷を辿っているようですが、詳しい所は専門の方のサイトに譲ります)
右が旧券、左が新券です。違いは報告片がついたため表紙が縦方向に圧縮されたこと、そして地紋の変化というところです。
先週に引き続き鹿児島の事業者の回数券を。林田産業交通の、後に清算を経た林田バスの回数券です。先の鹿児島交通の券と様式は非常に似通っています。
左が林田産業交通時代のもので、中央が会社清算を経て林田バスとなってからのものです。会社名の他、地紋(いずれも社章をモチーフとしたもの)に変化が出ています。数字のフォントにも違いが見られますが、こちらの変更時期は不明です(関連性も)。
こちらも鹿児島交通と同様、紙回数券の末期には報告片がつき、表紙長が短くなったもの(右)が出てきています。
JR九州○ム駅タイプ(主に簡易委託?)の金額式乗車券です。券面に発駅の記載はなく、原則的には○枠内にチケッターで入鋏することで発駅・日付を補充します。所により駅名印が捺してあったり、日付も日付印で捺したりしますが。
ちなみに普通の駅にも同様の乗車券がある場合がありますが、これがまた見れば見るほど「似て非なる」もので……。
福岡県の第三セクター鉄道、甘木鉄道の券売機券です。計数機付き運賃箱導入に伴い、以前とは様式が変わっており券面にバーコードが入りました。上が片道券で、中が2連刷で出てくる往復券になります。よく見ると券面のバーコードには発駅(ないし着駅)の情報は入っていないようですが、バーコード付きの整理券を必ず取らせることで判断する、ということでしょうか。
下は甘木駅に設置されているJR九州の券売機(簡易型・磁気券)で発行した乗車券です。甘木発行の目印が何もないのがマニア的には寂しい気も(苦笑)
福岡県の第三セクター鉄道、平成筑豊鉄道の開業15周年を記念して発売された1日乗車券です。通常の一日フリーきっぷと値段も効力も同じとなっています。
さすがに大きめ、厚めの立派な券で、オリジナルキャラクター「ちくまる」と、そのラッピングがなされた車両の写真があしらわれています。で、「この乗車券は最終下車地で乗務員にお渡し下さい」……。うん、僕はまだ最終下車地に到達してない(殴
水島臨海鉄道(岡山県)の乗車券です。現在は同社の乗車券は券売機券のみ。倉敷市駅(JR倉敷駅に隣接)の券売機は近年更新されたようです。
上が入場券、下が乗車券です。入場券はかつてはJRのものによく似たデザインだったと思いますが、機器更新でがらっと変わりました。記載事項が明朝体なのも特徴。乗車券は区間とともに料金も大きく書かれているのが特徴です。それもあってか小児で買いましたがそれを示す表記は小さいですね。
先週末、バスまつり目的で萩に行ってきたのですが、萩城近くをうろついて玉江駅に出てみたら、切符売り場もかねているKioskが今月末で閉まるとの事……。萩・東萩両駅のKioskも閉店するとの事でこの辺りから撤退するという事なのでしょう。寂しいものですね。
そのとき買った切符が画像の2点。140円券を記念に……と買いましたが、実使用目的だった190円券(東萩相当)も結局持ち帰りました。
ちなみにこの後萩駅にも回ってみると全券片売り切れとのこと……さすがに撤退が早いというか。
これまで買った中では金銭面その他の事情で手元に残らなかった切符も多々ある訳ですが、最近は珍しいものは写真の形で残すようにしています。その中から何点か番外編として紹介していきます。
1点目は今年7月に乗った下電バス児島・水島・倉敷〜岡山空港線の車内売り乗車券です。ちょうど7月から前売りチケット制に変更したとのこと*で、発車後この変更についての案内が放送されていました。
切符自体は薄手ながらきちんとした作り。ただ記載内容は金券とでも言うべきものでして「乗車券」としては少し物足りない印象も持ちますね。
*:ただし、共同運行の中鉄バスは従来通りの後払い、下電バスでもバスカード利用の場合は後で引き落とし、と制度上ややこしいことになっています。
山口駅構内の中国JRバス切符売り場で発行している乗車券。いくつかの区間には画像のような一般式の常備券が用意されています。軟券ながら小人断片つきで懐かしのスタイル……様式やサイズはだいぶ異なりますが。
番外編とは、実使用に利用して既に手元にない切符を紹介するコーナーです。
今回紹介するのは広島バスセンターの窓口発行の防長交通・広島〜防府間往復券の復片です。広島バスセンターの窓口で発売される金券は端末券といえど自動券売機ライクなA型サイズの感熱券ですが、往復券の場合はこれを往復運賃の半額で2枚発行して、画像のようなハンコで加工するという荒技を使ってくれます。なかなか驚きの一枚です。
この券、感熱の割に高額で趣味購入にはなかなか敷居が高いわけですが、岩国線新設で若干リーズナブルになりましたか……。
前回紹介した山口駅構内の切符売り場では、山口駅に乗り入れる他社の乗車券も発売しています。サンデン交通のものを紹介済みですが、こちらは防長交通のもの。旧山口市営バスの譲渡を受けて山口市内の基幹交通機関となっていますが、不思議と山口駅に乗り入れる本数は少なめです。
前置きが長くなりましたが、ここの乗車券は常備軟券で発売されています。券売機向けとは異なる防長交通地紋で、乗車地と額面のところは白く抜けています。券紙は非常に薄手で他の切符と一緒にスキャンしたら画像のように反ってました(苦笑)