中鉄バスの座席

一般車両:新製投入車の項に簡単な説明があります。

5. 中鉄美作バスの座席


■101,102

 1989年投入の中型車の車内です。(写真は101)
 中鉄本体と比べて短めの車が採用されており、その分中扉から後の座席数が1列減っています。
 シートカバーが経年劣化と破損とで状態悪いですが……スクールバス的な運用に入る車両ではこういうわるさをされているのをよく見かけるような。
 写真ではわかりにくいですが、カバー付き連続タイプの室内灯、ゴム被覆の握り棒と、当時の本体の仕様より車内設備の面では奢っています。
 通路部分には同時期の本体の車両と同様に滑り止めを取り付けています。最後部の座席はそれまでの本体の中型車がちょうど真ん中で仕切っているのに対し、こちらは大型車でよく見られる1-3-1の仕切りです。
 湯原所属の101では、貸切運用を考慮してか各座席に灰皿が備え付けられていました。

 下が座席です(写真は102)。ごく標準的なフレームに平板な座面・背面の組み合わせ。座面は変わらずプレーンな形状ですが本体の過去の車両と異なりあまり沈み込みません。背面はやや高めにしつらえられています。形状としては、上に向けてやや絞り込まれており、他車と比べて見た目では幅が狭くも感じられます。


■202

 1990年投入の小型車の車内です。幅が狭い分座席配置も1+2となっています。座席定員は20、補助席は設けられていません。

 座席はこの手の車両としてはごく標準的な設えですが、こちらも背面はやや高めのものを選択しています。表地は横方向に凹凸のラインが走るタイプ。若干でも滑り止めには効果があるのでしょうか? 直接身体の触れないところは材質を変えています。シートカバーは白色ビニル製。
 中型車と比べて座面はやや薄め。経年も手伝って長時間の乗車にはやや厳しいかもしれません。

 肘掛けだけ赤系になっていますが、これは元の部材が柔で、破損が相次いだことから、当時本体の座席で採用されていた表地に張り替えられたものです。それでもところどころ破損していますが……。


■205

 移籍車、205の車内です。リクライニングシートが1+2配置で並んでいます。2人掛け側には補助席が備えられており、座席定員は20+補助席6です。

 座席は前方視界を考慮してか枕部分は絞り込まれたタイプ。表地は202等と同じものが採用されています。
 

■403

 202と同仕様の1台。こちらは肘掛けが原形のまま保たれています。

 翌年投入の504では、座席の表地がごく一般的な模様入りモケットに変更されています。

■111,112(写真は111)

 津山市内循環「ごんごバス」専用車です。短区間利用がメインのコミュニティバスということからか、車いす対応の跳ね上げ席や優先席を含め、中扉付近より前は内向きとしています。
 中扉より後ろも1+1配置で立席スペースを多く確保。座席そのものはごく標準的な仕様で、背もたれも低めです。

6. 総社バス(現・中鉄観光)の座席

■S1701

 2007年投入の移籍車の車内です
 トップドアのリエッセで、ヘッドレスト部分のみセパレート化された座席が1+2で配置されています。座席本体は中鉄バスNO.0251等と同一と思われますが、肘掛けが別部品であり、なおかつやや通路側に張り出させてあります。

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